中国の文化

【書評】こうみくさん「TikTok本」をレビュー!

【書評】こうみくさん「TikTok本」をレビュー!

本日発売開始された、「TikTok 最強のSNSは中国から生まれる」、通称「TikTok本」。

みなさんはもうご覧になりましたか?

実は、私はこの本の発売をすごく楽しみにしていて、販売開始直後に購入しました!

Tiktok本の購入画面

寝る前にちょっと目を通そうと思っただけなのに、気づけば朝4時、ノンストップで読み切ってしまいました。

この記事では、そんな魅力に溢れた「TikTok本」のレビューを、ブロガーの私の視点からご紹介します。

注意:各項目で本の一部を引用しつつ私の意見を紹介するため、先入観なしで本を楽しみたい方は、先に下記リンクより実物をご覧ください。

こうみくさんのTikTok本とは

「TikTok本」とは、「TIKTOK 最強のSNSは中国から生まれる」という本の呼び名です。

著者:黄 未来(こう みく)
Twitter:@koumikudayo
中国トレンド情報局
6歳の頃中国から来日して日本の大学を卒業し、2018年再び中国へ渡りました。
現在はバイトダンス北京本社で勤務されています。

単行本: 208ページ
出版社: ダイヤモンド社 (2019/10/31)
言語: 日本語

Kindle版
出版社: ダイヤモンド社; 1版 (2019/10/30)
言語:日本語

TikTok本を読んだ感想

それでは早速、Tiktok本のレビューをします。

TikTok本には勉強になる部分が多すぎて、全部を紹介することはできませんでした。残りの部分は皆様、実物をお手に取ってお楽しみください。

世の中のトレンドは動画趣向へ

人々はテキストよりも画像を、画像よりも動画をコンテンツとして求めている
(第1章)

もちろんテキストの強みが最後まで発揮される分野もあると思いますが、あらゆるところに動画が飛躍的に侵食していることは間違いありません。
(第1章)

これは、実際に各地で議論されている話題です。

実はブログでも、一昔前までは画像を入れると、読み込みが遅すぎて見れない事が常識でした。
それを打破したのが、「4Gの普及」です。

通信速度の向上によって画像の読み込みが早くなり、それ以降、多くのブログで画像が使われるようになりました。

2020年には5Gが普及されると言われています。
5Gは4Gに比べて数十倍から100倍ほどの通信速度があると言われており、2時間の映画の読み込みが3秒くらいで終わるほどらしいです。

それに伴って各通信会社も今以上の大容量プランの提供を始めるのではないか、と言われています。

仮にこのような世界が来たとき、テキストと動画はどちらが選ばれるのでしょうか。

過去の事例を踏まえるともう、どのような変化が起こるかは言うまでも無いでしょう。

テキスト作成をメインとするブロガーの私から見ても、動画の波は確実に迫っていると思います。

さらに著者のこうみくさんは、世代による動画に対する意識の違いにも言及しています。

テキストが支配的だった分野で、動画が侵食している代表的なものとしてあげられるのが、「教育」です。
(第1章)

最近の動画コンテンツでは特に、「教育系コンテンツ」の発展が目立ちますよね。

中田敦彦さんの歴史講座やバイリンガールちかさんの英語講座は、中高生から大人気です。
すでに動画で勉強する習慣が日本でも根付いているように見られます。

世間一般では動画はエンタメ系コンテンツと認識されていますが、学生にとって動画は勉強ツールでもあるのです。

実は、私もYouTubeで中国語を勉強しました。

YouTubeで勉強すると発音も勉強できるし、「講座」というコンテンツを楽しみながら見ることが出来るのでおすすめです。
【参考】中国語の勉強を楽しみつつ上達する方法!SNSがおすすめです

ちなみに、人の意識や集中力は視覚に大きな影響を受けていることがわかっています。
周辺視野を狭めることで集中力が上がったり、視覚を奪うことで意識レベルが下がったり、たくさんの議論がされています。

動画は動きがつくことで人や文字に視点が定まりやすく、飽きずに見やすいのかな、と思ったりします(個人の感想なので全く根拠はないです)

「検索」から「レコメンド」へ

「検索」とはユーザーが自分の知りたい情報を単語として入力することで、それに対する答えが手に入る仕組みです。

これまではGoogle検索という圧倒的な流入経路があり、このプラットフォームではたくさんのビジネスが展開されてきました。

一方で「レコメンド」とはプラットフォーム側がユーザーの興味を先回りして、ユーザーに「こんなのどう?」と提案する仕組みです。

YouTubeの右側によく見る「関連動画」はレコメンド機能にあたります。
YouTubeのレコメンド機能

YouTubeではこれらの関連動画(レコメンド)による動画視聴が全体の90%以上を占めると言われています。

レコメンド機能が優れていることのメリットは、ユーザーの連続視聴を促すことが出来る点です。
連続視聴をしてもらえるとユーザー数増加や広告視聴の増加にもつながり、プラットフォームはさらに成長します。

TikTokが世界最強のSNSになり得る理由の2つ目は、その「レコメンド機能」の強さです。
(第2章)

著者のこうみくさんによると、TikTokのレコメンド機能はかなり優れており、その裏側には他社には真似できないほどの高水準な技術があると言います。

真似できないほどの技術力で他を圧倒し、後発ながら大ヒットさせるのはすごくかっこいいですね。

レコメンド機能は下手すればユーザーニーズとのずれによって離脱を引き起こしかねないだけに、レコメンド機能に特化させて成長するTikTokの、レコメンド技術に対する自信の高さが伺えます。

これだけのユーザーが集まり、消費時間も長いところを見ると、TikTokのレコメンドは確かに的確なんだろうなぁと思います。

レコメンド機能が注目される一方で、Google検索の総数は今後下がり続けると言われており、特に若い世代を中心とした「ユーザーの検索離れ」が見られます。

すでに多数の若者がSNS上で情報を探すようになったことも、今後のトレンドは動画に来ると言われる原因の一つとなっています。

成功の鍵はカテゴライゼーション

ユーザーである若者の可処分時間の使い方に国ごとの違いが見られなくなり、日々の過ごし方も均一化してきたのです。
(第3章)

私たちの日常生活の中で、日本だけで使っているアプリって、なかなかないですよね。

Lineは韓国だし、Twitterはアメリカだし、インスタもYouTubeも、FacebookもGmailも全部外国のアプリです。

にもかかわらず、若者は毎日これらのアプリを使っています。

こうみくさんはこのように、若者が日々の生活で接するプラットフォームが均一化し、日々の過ごし方が似てくることを「若者の価値観がフラット化」した世界と言っています。

実はこの部分に関して、私が以前書いた「韓国人にインタビュー!中国留学で感じたことを素直に教えて!」の記事にほぼ同じ箇所がありました。

韓国で育った友達と日本で育った私は全く違う環境にいながらも、お互いYouTubeを見ており、日本でも韓国でもSNSはTwitter派とInstagram派に分かれていて、日々の連絡ツールはLine。
使う言語こそ違えど、やってることは全く同じです。

このような背景を踏まえて韓国人の友達は「日本人の感覚や生活感は韓国人と共通点が多く、とても話しやすい」と言っていました。

ただし、「フラット化」したのはあくまで若者以下の話です。(中略)ビジネスとして成功するには各国語とでのリフトアップが必要になることは第2章で説明した通りです。
(第3章)

こうみくさんの目にはまだまだ「フラット化」は一部の年代だけで、これからレコメンド機能を生かして様々な年代の人に、魅力を届ける必要があると言っています。

TikTok本ではこのように、TikTokの優れた点だけでなく、どのようにして成長させていくかの戦略まで詳しく紹介されています。

中国に学ぶ未来のマーケティング

この記事では、こうみくさんの「TikTok 最強のSNSは中国から生まれる」について、私なりの感想をまとめました。

実は私も「TikTokって中高生が遊ぶやつでしょ?」っていう偏見を持っていたのですが、この本を読んでその概念を打ち壊されました。

本の中に、中国でのSNSの成長は将来の日本にも起こることなので、中国の状況を詳しく研究することがこれからの日本の未来を考える上で重要になるという部分がありました。

戦略的にターゲットを設定して普及させていくマーケティングの考え方は、素人である私にも響きました。

それと同時に、世の中にはこのような考え方をしてビジネスを展開している人がいるんだということを知れて、なんだかワクワクした気持ちにもなりました。

本当はもっと紹介したい部分があってリストアップしていたのですが、気づけば長くなりすぎたので、続きは皆様、ぜひTikTok本をお手にとってお楽しみください。

私もせっかく中国留学に来ている今、もっと広い世界を知って、自分にも出来ることを探していこうと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

著者:黄 未来(こう みく)
Twitter:@koumikudayo
中国トレンド情報局
6歳の頃中国から来日して日本の大学を卒業し、2018年再び中国へ渡りました。
現在はバイトダンス北京本社で勤務されています。

単行本: 208ページ
出版社: ダイヤモンド社 (2019/10/31)
言語: 日本語

Kindle版
出版社: ダイヤモンド社; 1版 (2019/10/30)
言語:日本語

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