「柔よく剛を制す」の意味と由来は?英語や中国語の言い方も紹介!

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「柔よく剛を制す」の読み方は「じゅうよくごうをせいす」、意味は「一見弱く見える柔くてしなやかなものが、硬く強大な敵を倒すこと」です。

この記事では、「柔よく剛を制す」の由来と使い方を詳しく紹介します。

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ブログやYouTubeで中国語についての情報を発信しています。YouTubeとWeiboを使って中国語を独学しました。中国語が好きです。2019年4月HSK6級・2019年9月〜2020年1月復旦大学へ留学。現在、中国語検定準1級目指して勉強中!

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「柔よく剛を制す」の意味と由来

「柔よく剛を制す」の正しい言葉遣いをマスターしましょう。

読み方と意味

ことば柔よく剛を制す
読みかたじゅうよくごうをせいす
意味一見弱く見える柔くてしなやかなものが、硬く強大な敵を倒すこと

「柔よく剛を制す」の由来

「柔よく剛を制す」の由来となったエピソードは中国・春秋時代(紀元前770年~403年)に起こりました。
「柔よく剛を制す」が記された『三略』は太公望が著し、黄石公が撰録したと言われる古代中国の兵法書のことです。太公望の時代には無い武器の話が出るなど内容に矛盾がある箇所が多数見つかっており、後世の人が太公望や黄石公の名を利用したとも言われています。

「柔よく剛を制す」の使い方・例文

「柔よく剛を制す」はことわざとして使用されます。

言葉:柔よく剛を制す
よみ:じゅうよくごうをせいす
意味:弱い者が、かえって強い者を負かすこと
例文:父親は息子に怒鳴りつけたが、息子が改心することはなかった。母親は息子を叱らず、優しい言葉で諭したら、息子は心を開いた。柔能く剛を制すだ
(引用:故事ことわざ辞典

「柔よく剛を制す」の類義語

柔よく剛を制すの類義語を見ていきましょう。

類義語

「柔よく剛を制す」の類義語は以下の3つがあります。

  • 柳に雪折れなし
  • 怒れる拳笑顔に当たらず

柳に雪折れなし

言葉柳に雪折れなし
読み方やなぎにゆきおれなし
意味柔らかくしなやかなものは、堅いものよりも、よく耐えたり丈夫であったりする

怒れる拳笑顔に当たらず

言葉怒れる拳笑顔に当たらず
読み方いかれるこぶしえがおにあたらず
意味怒って強い態度で向かってきた者に対しても、優しい態度で接するほうが効果的であるということ

茶碗を投げれば綿で抱えよ

言葉茶碗を投げれば綿で抱えよ
読み方ちゃわんをなげればわたでかかえよ
意味向こうが強く出てきたときには、軽く受け流すのが賢明であること

「柔よく剛を制す」の漢文と書き下し文

柔よく剛を制すの漢文と書き下し文を紹介します。

「柔よく剛を制す」の白文


軍識曰、柔能制剛、弱能制強、柔者徳也、剛者賊也。
弱者人之所助、強者人之所攻。
柔有所設、剛有所施、弱者所用、強者所加。
兼此四者、而制其宣。

「柔よく剛を制す」の書き下し文


軍識に曰く、柔能く剛を制し、弱能く強を制すと、柔は徳なり、剛は賊なり。
弱は人の助くる所、強は人の攻むる所なり。
柔は設くる所有り、剛は施す所有り、弱は用うる所有り、強は加うる所有り。
此この四者を兼ねて、其の宣しきを制す。

「柔よく剛を制す」の現代語訳


『軍識』(古代の兵法書)に書いてあることには「柔は剛を抑え、弱は強を制す」と。
柔は他人に恩恵を与える者であり、剛は他人を傷つける者です。
弱者は擁護されますが、強者は他人から恨みを買って攻められます。
柔には設けるべきところがあり、剛には施すべきところがあり、弱には用いるべきところがあり、強には加えるべきところがあります。
この四者を兼ねて臨機応変に用いることが大切なのです。

「柔よく剛を制す」を英語で言うと

「柔よく剛を制す」の英語表現は次の2つが挙げられます。

「柔よく剛を制す」の英語表現①Oaks may fall when reeds stand the storm.

意味:嵐の中では葦が立って樫は折れる、一見弱そうに見ても困難な状況ではしなやかさを持つものの方が強いという意味に転じます。

「柔よく剛を制す」の英語表現②Creaking doors hang the longest.

意味:きしむドアが一番長持ちする、古そうに見えるものが長持ちすることから転じて弱いものが一番強いという意味になります。

「柔よく剛を制す」を中国語で言うと

中国語 柔能克刚
ピンイン róu néng kè gāng
カタカナ ロウノンクーガン

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