中国語はどうして難しい?日本人が苦しむ発音のポイントと対処法を紹介

  • 中国語を発音する際にはピンイン・声調に注意しましょう。
  • 日本語にない音は特に気をつける必要があります。
  • 学習する際に声真似をするのがおすすめ

中国語はおすすめの第二外国語としてもよく紹介されますが、実はマスターするのは難しいことで有名です。

初心者でも真似できるおすすめの中国語の勉強法で紹介したように、中国語を上達させたい人が最も苦しむのは発音です。

この記事では、中国語の発音で難しいポイントと、日本人がやるべき対処法を紹介します。

この記事の著者

ゆうきの中国語

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プロフィール

ブログやYouTubeで中国語についての情報を発信しています。YouTubeとWeiboを使って中国語を独学しました。中国語が好きです。2019年4月HSK6級・2019年9月〜2020年1月復旦大学へ留学。現在、中国語検定準1級目指して勉強中!

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中国語の発音が難しいのはなぜ?

中国語学習をしている方にとって、最大の壁は発音にあります。中国語の発音は多言語と比較しても難しいと言われています。

実際に、中国語を書くことはできるが、発音はできないという人はかなり多いです。

その理由として挙げられるのは、以下の3つのようなものが挙げられます。

  • 発音記号が1つではない
  • 抑揚が必要とされる
  • 日本語に同じ発音が存在しない

この章では、中国語を発音する際にが学習者がどんな所に難しさを感じているのかを徹底的に分析していきます。

2種類の発音記号がある(ピンイン・声調)

まず、中国語の発音には以下の2つの発音記号があることを理解しなければなりません。

・ピンイン
・声調

ピンインとは、ローマ字でその漢字の読み方を表す発音記号のことです。
ローマ字で表しますが、読み方はローマ字と同じではない場合があります。

これは発音を難しくさせている1つの原因かもしれません。
例えば、ji・qi・xiは「ジ・チ・シ」になりますが、zi・ci・siは「ズ・ツ・ス」と発音します。

同じ「i」でも「い」と発音するものと、「う」と発音するものにわかれるのです。
これらは1つ1つ覚えていかなければなりません。

さらに、これに加えて、声調と言われるものもあります。
これは1つの音の中で高低差をつけるものです。
この高低差のバリエーションが4つあるので「四声(しせい)」と呼ばれることもあります。

声に抑揚をつけないといけない

先ほど軽く触れましたが、中国語を発音する際には、声調(四声)という発音記号を見て声に抑揚をつける必要があります。

声調の種類は以下の4つです。

・第一声:高くまっすぐに
・第二声:下から上に突き上げる
・第三声:グッと低く下げる、後ろに音がなければ最後ふわっと上がる
・第四声:上から下に突き落とす

声調はピンインの上に書かれています。
それに合わせて発音することで、中国語の正しい発音が可能となります。

また、前後の単語の発音によって、抑揚が変わることもあります。
少し難しいですが、多くの文章を発音して慣れていきましょう。

日本語にない発音が難しい

日本語は50音ですべての発音ができますが、中国語はすべての言葉を発音するのに400音が必要となります。
それに声調も含めると、1300音にもなります。

中国語の7割はピンインのローマ字通りに発音することができます。
しかし、残りの3割はピンインのローマ字通りの発音では正しく発音することができません。

以下がその一部の例です。

「f」と「h」

「f」を発音する際に、「h」と同じ音を出してしまうことが多いです。
これらの音をしっかり分けて発音できるようにしましょう。

「e」と「ü」

「e」は口を「え」の形にして喉の奥から「お」と発音
「ü」は口を「う」の形にして「い」と発音

反り舌音「zhi」「chi」「shi」「ri」

これらの反り舌音は日本語では使うことがありません。
そのため、多くの中国語学習者がつまづく箇所となります。

鼻音「n」「ng」

この2つの発音は日本人からすると、どちらも「ン」に聞こえてしまいます。
しかし、中国語を発音する上では区別しなければなりません。

実際にはもっと多くの難しい発音があります。自分たちが使う言語にない発音というのはどの言語を学習するにしても大変なことです。

特に中国語はそのようなものが多いですが、くじけず頑張りましょう。

難しい中国語の発音を練習するときに意識することは?

中国語の発音を練習するとき、難しいと声が小さくなり、モゴモゴと練習しがちです。練習で必ず意識してほしいことは、以下の2つ。

・口を大きくしっかり動かして発音する
・声を大きく発音する

中国人の会話は声が大きくハッキリと聞こえてきますよね。これは、4つの声調で抑揚をつけて発音するためです。

中国語には、同じ発音でも抑揚が違うだけで意味が変わる単語がたくさんあります。例えば、白色(báisè)と百色(bǎisè)は発音は同じですが、声調が異なる単語です。白色と様々な色という意味では、だいぶ違いがありますよね。

中国語にはかなり紛らわしい発音の単語がたくさんあるため、声を大きくハッキリと抑揚をつけて練習することが大切です。

中国語の発音が通じないときの対処法

ここまでで中国語を発音する際に、どんなところが難しいのかを紹介してきました。しかし現場に出ると、これらを学習した通りに発音したが、相手に通じないということがあるかもしれません。

そのようなときに、どんなところに気をつければいいのかを紹介していきます。

声調を重視して発音する

中国語を発音する上で最も重要と言えるのが声調です。
同じ発音でも、抑揚が違うだけで意味が伝わりにくくなってしまいます。

そのことは日本語で考えてもわかると思います。
東京で育った人と関西で育った人で会話する場面をイメージしてください。
母国語である日本語ですら同じ単語でもイントネーションが違うだけで違和感を感じるはずです。

外国人である私たちが中国語を発音するということはそれ以上の違和感があるかもしれません。
しかし、発音が通じなくてもあきらめず、声調を重視してもう1度話してみましょう。

筆談で話す

声調を重視して発音しても、通じなければ筆談で話すのもいいかもしれません。
どうしても伝わらない時には、声で伝えるのではなく、文字で伝えるのも1つの手法です。
筆談では音を出す必要がないため、字を書くことができれば確実に相手に自分が伝えたいことを伝えることができます。

絶対に言葉で伝えないといけないということはありません。
紙に書いて見せたり、スマホに入力して見せたりできるのであれば、その方法を選択してもいいと思います。

声真似で話してみる

ここで紹介するものは、学習する際に使える手法です。
自分の声だけで練習していると、どんどん違う音になっているかもしれません。

そうならないために、スマホの音声などを使って音真似で発音してみるのもいいと思います。
実際に耳で聞いた通り発音することで発音がまったく異なることにはならないはずです。

もし学習する際に不安なのであれば、そのようなツールを使ってみましょう。

中国語に限らずどの言語でも、発音を真似することは、正しい発音でスラスラ話せるようになる近道です。意識することは以下の2つです。

・リスニング(耳でたくさん音声を聞く)
・リピーティング(聞いた音声の後に続いて発音する)

リスニングでは、聞いた音声を日本語に訳すことなくそのまま理解できるようになることを目標にしましょう。同じ発音だが声調の異なる単語を聞き分けることが可能になるため、繰り返し同じ文章を聞いて、コツコツと聞けば分かる単語・文章を増やします。

リピーティングでは、ネイティブスピーカーの後に続いて正しい発音で真似することを意識しましょう。正しい発音で真似することで、苦手な発音が分かり、どの単語を練習すればよいかが分かります。

自分の発音を録音して客観的に聞いてみる

自分の発音が通じないときは、録音して客観的に聞いてみましょう。通じないということは、ネイティブスピーカーの発音と異なった発音をしている可能性があります。

実際の音源を使って声真似していても異なった発音で覚えてしまうことはよくあることです。1人ひとり口の形が異なり、クセがあるため、得意不得意な発音も人それぞれ。

実際に自分の発音を録音した音声で聞いてみないと、違いが分からないことが多いため、1度スマホなどで録音して聞いてみましょう。

中国語の発音が難しいことに関してよくある質問

中国語の難しい発音を克服するコツは?

ネイティブによる発音のレクチャー動画を視聴し、真似して練習すると効率的にポイントを抑えられるのでおすすめです。

中国語の発音の特徴は?

中国語は子音よりも母音を強く発音する特徴があります。正しい声調で発音するためにも、母音を意識するようにしましょう。

中国語の発音が通じません!どう改善すればよいですか?

ネイティブスピーカーの発音と自分の発音が異なっている可能性があります。対処法は以下の通りです。
・その場をしのぐなら、スマホや紙に文字を書いて伝えましょう。
・リスニング・スピーキングで練習しましょう。
・自分の発音を録音して聞いて、発音が違うかどうか確認しましょう。
・発音はOKでも、声調が異なる可能性があります。声調を意識して発音しましょう。

まとめ

ここまで、中国語の発音で難しい箇所や発音が通じない時の対処法を紹介してきました。
中国語の発音は特に難しく、多くの学習者が苦戦しています。

ここに書いたものに気をつけて学習してみると、少しは楽になるはずです。
始めのうちは日本語にない発音、声調はかなり難しく感じると思います。

ですがあなた以外の人も苦戦しているので、安心してください。
難しく感じても諦めずに学習すれば必ず正しく発音することができます。

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