- 中検準4級は誰でも受かるレベルではない
- ピンインと文法をしっかり勉強する
- ピンインは音を聞いて覚えよう
中国語検定準4級のレベルは、中国語の入門を卒業したレベルです。
中検準4級は、中国語検定の中では一番下のレベルですが、難易度としてはなかなか高めです。
きちんと勉強しないと合格することはできないので、しっかり準備しましょう。
yuki
中国語検定準4級のレベルと難易度
まずは、中国語検定準4級のレベルを確認しましょう。
結論から言うと、中国語検定準4級は誰でも受かる簡単な試験ではありません。
中検準4級は入門の卒業レベル
中国語検定準4級は、入門の卒業レベルです。
つまり、中国語検定準4級に合格できれば、中国語の入門はマスターしたと胸を張って言うことができます。
燕
yuki
中検準4級の合格点と合格率
中国語検定準4級の合格点と合格率をまとめました。
中検準4級の合格点
中国語検定準4級の合格点は、以下の通りです。
- リスニング:60点
- 筆記:60点
平均点が合格点よりも10点下回ると、合格点が5点引き下げられます。
ただ中検準4級は毎年、平均点が合格点を大きく上回るので、中検準4級の合格点が動くことは少ないです。
中検準4級の合格率
中国語検定準4級の合格率は、80%くらいです。
試験日 | 合格率 |
---|---|
2021/6 | 79.5% |
2021/3 | 70.4% |
2020/11 | 80.3% |
2020/6 | 81.5% |
2019/11 | 78.1% |
2019/6 | 78.6% |
2019/3 | 69.6% |
2018/11 | 74.3% |
2018/6 | 79.5% |
中国語検定ホームページより引用
この合格率を見ると、中国語検定準4級は誰でも合格させてもらえるわけではないことがわかりますね。
5人に1人は、毎年不合格です。
とはいえ内容はそんなにレベルが高いわけではないので、きちんと勉強すれば合格できる試験になっています。
HSKとの難易度の比較
こちらの図に示すように、中国語検定準4級はHSK2級と同じくらいのレベルです。
HSKの初級は漢字を知らない欧米人などに向けて作っているのに対して、中国語検定はそもそも日本人向けに作られているので、ちょっと難易度が高いのも納得ですね。
なので中国語検定準4級でも、体感で言うとHSK2級よりもちょっとイヤラシイ問題が出てきます。
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中国語検定準4級の試験内容
それでは、中国語検定準4級の試験内容を見ていきましょう。
実際の問題を紹介しながら試験構成を見ていくので、ぜひ今の自分のレベルで解けるかどうかをチェックして見てくださいね。
中国語検定準4級は、リスニングと筆記の2つのパートから構成されています。
試験項目 | リスニング | 筆記 |
---|---|---|
配点 | 100点 | 100点 |
合格点 | 60点 | 60点 |
リスニングパート
中国語検定準4級のリスニングパートは、2つの項目に分かれています。
- 単語のピンインの聞き取り
- 言い換えフレーズの聞き取り
※問題は中国語検定ホームページ過去問より引用
単語のピンインの聞き取り
中国語を聞いて、そのピンインと声調を答える問題です。日本人が間違えやすい有気音と無気音、そしてそり舌音の問題が多めです。
日頃からCDを聞いて、発音の特徴を覚えておきましょう。
言い換えフレーズの聞き取り
中国語検定の特徴とも言えるのが、このような問題です。この問題では、中国語を聞き取ることはもちろん、日本語をどのように中国語で言えばいいのかという、翻訳のスキルも問われています。
中国語検定はこのように文法の知識を必要とする問題が多いので、実は筆記の勉強がかなりキーポイントになります。
筆記パート
中国語検定準4級の筆記問題は、4つのパートに分かれています。
- ピンイン問題
- 穴埋め問題
- 並び替え問題
- 翻訳問題
ピンイン問題
この部分は、単語を暗記するときにきちんとピンインまで覚えているかをチェックされます。
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知らない単語が出たら無理ゲーなので、若干、運要素もあります。
この部分は、知ってるものだけ答えられたらOKくらいの気軽な気持ちで臨みましょう。
穴埋め問題
中国語検定準4級は一番下のレベルとはいえ、これほどの問題が出されるのは、けっこう難しいと感じます。
この部分はきちんと勉強しないと絶対に解けないので、参考書などで文法を勉強しておきましょう。
並び替え問題
主語・助動詞・動詞・目的語などの位置をチェックしておきましょう。
中国語検定準4級のレベル帯では、それほど難しい単語は出てきません。
それぞれがどのような品詞なのかを判断すると、解きやすくなります。
翻訳問題
中国語検定は、こんな感じで日本人が間違えやすいポイントを狙ってくるのが特徴です。
これはどのレベルになっても同じ戦略で、中国語検定を受けるたび、このいやらしさを感じます。
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中国語検定準4級のおすすめ勉強法
それでは、中国語検定準4級の勉強法を紹介します。
先ほど紹介した中国語検定準4級の問題をスラスラ解くためには、以下の3つの勉強をすれば大丈夫です。
ピンインを覚えよう
中国語検定準4級の試験にはピンイン問題がかなりたくさん出題されるので、ピンインの発音をしっかりチェックするのがおすすめです。
- ピンインの種類をざっと覚える
- 音を聞いてどのピンインかわかるようになる
- 4つの声調の違いを見分けることができるようになる
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基礎文法を覚えよう
中堅準4級の文法の勉強は、参考書を使うのがおすすめです。
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日本語との違いを意識しよう
中国語の漢字は、日本語と同じものもあれば、日本語と違うものもあります。勉強する中で日本語と違うものを見つけたらチェックマークをつけるなど、しっかりと注意しておきましょう。
中国語検定準4級では、このように、似てるけどちょっと違う感じがよく狙われます。
中国語検定準4級は履歴書に書ける?
中国語検定準4級は、履歴書に書くことはできるけど、そこまで戦力になるわけではない、と言うのが結論です。
この記事で紹介したように、中国語検定準4級は、誰でも合格できる資格ではありません。
きちんと勉強した人だけが合格することのできる資格です。
つまり、中国語検定準4級の資格を持っていると言うことは、中国語の入門をしっかり理解し、中国語の勉強のやり方を知っていると言うことの証明になります。
とはいえ中検準4級ではそこまで戦力にならないため、「勉強中」であることしか言えません。
もっと履歴書でアピールしたいのであれば、中国語検定3級を目指しましょう。
中国語検定準4級のレベルと勉強法まとめ
この記事では、中国語検定順4級のレベルと勉強法について書きました。
中国語検定準4級は一番下のレベルではあるけど、合格するためにはきちんと勉強する必要があります。
中国語検定準4級のために勉強した内容は、これからの中国語人生の大切な基礎になります。
ここでしっかりした知識を身につけることでこれからの上達のスピードも変わってくるので、ぜひ中国語検定準4級の勉強頑張ってくださいね!
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