と不安になっていませんか?
銀行口座の開設は、中国現地に到着してからやるべき手続きの中でもちょっとむずかしめです。
この記事では、僕が2019年9月に上海で銀行口座を開設した手順と、お友達から聞いた話を交えて留学生の銀行口座開設について紹介しようと思います。
表向きの規則では、「X2ビザの人は銀行口座が開設できない」とされていますが、そこは中国、場所さえ選べば2019年でもしっかり銀行口座の開設ができます。
中国留学の準備がある程度整ったら、中国で銀行口座を解説する情報収集もしっかりしておきましょう。
中国留学で銀行口座が開設できる条件
留学生が中国で銀行口座が開設できる条件は、X1ビザを持っていることです。
銀行はきちんと必要条件を満たさないと受付で断られる可能性が高いので、入念に準備しましょう。
銀行口座開設の流れは、以下の通りです。
- 銀行の受付で整理券をもらう
- パスポートと入学許可書のコピーを取ってもらう
- 順番が来るのを待つ(1人30分で計算してください)
- 窓口にて口座開設手続き
- アプリで口座連携
- 入学許可書の原本とコピー
- パスポートの原本とコピー
- 銀行指定の申し込み用紙x2枚
- 中国の携帯番号
- スマホ(なんでもOK)
- 氏名、性別、パスポート番号
- 出生地
- 日本での住所
- 中国での住所
- 中国の電話番号
- パスポート、入学許可書の確認
- 申込書x2の確認
- 記入ミスがあれば修正、加筆する
- 携帯電話で認証コードを受け取る
- 認証コードを入力する
- 暗証番号を決める(6桁)
- 暗証番号再入力
- 貯金したい現金があれば預ける
- パスポート、入学許可書、口座開設証明書をもらう
待ち時間が結構長いので、計画的に整理券をもらっておくのがおすすめです。
もし外出していて順番が飛ばされてしまったら、スタッフの人に笑顔でおねだりしてください(笑)
銀行口座開設に必要な書類
それでは、銀行口座の開設に必要なものをまとめます。
ここでは、僕が上海の復旦大学構内の中国銀行で行なった手続きの内容を元にしています。
上海の中国銀行では、このようなものが必要でした。
ちなみにパスポートのコピーと入学許可書のコピーは、最初の受付の時に係員の人がコピーしてくれました。
…が、中国は場所によって何もかも変わるので、自分でコピーを用意しておいたほうが安心です。
銀行指定の申し込み用紙は、以下のような書類です。
受付の人が記入場所にチェックをつけてくれるので、その場所に記入します。
記入内容は
です。
これらの情報は揃えておきましょう。
場所によってはマイナンバーが必要との情報もありますが、僕は今のところ銀行口座にかかわらず、全ての身分証はパスポートで解決できています。
もちろんこれもケースバイケースだと考えるべきで、マイナンバーは準備しておいたほうが良いです。
(数字がわかればいいので、写真とかでもOK)
ちなみに中国の電話番号と書いていますが、日本の電話番号はNGです。
したがって、口座開設の前に携帯番号の契約をしなければいけません。
(SIMカードの購入=電話番号の購入、です)
X2ビザで銀行口座を開設する方法とコツ
表向きの規則ではX2ビザの人は銀行口座開設ができないと言われていますが、そこは中国です。場所によっては可能です。
中国にはいろんな種類の銀行があって、それぞれがいろんな場所に支店を持っています。
X2ビザの人はそのうちのほとんどの支店で口座開設を拒否されますが、うち数カ所では口座開設ができたと報告を受けています。
今の所可能性が高そうなのは「中国工商銀行」です。
ここは中国でも有数の大手銀行なので、全く妥協案ではありません。
しかしなぜか、ここの銀行で開設できている人が複数いるので、もしかしたら行けるかもしれません。
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3ヶ所目はお友達の紹介を受けて見つけた店舗ですが、そこは駅前の小さな支店のため窓口は一つしかなく、それなりに待ち時間もありました。
しかし、小さな店舗であるがゆえの融通の良さが功を制したようです。
銀行員さんも優しくて、口座開設に加えてwechatとAlipayの設定まで手伝ってくれました。
口座開設に関していろんな情報がありますが、実際に現地で開設できた人の意見を参考にしつつ、たくさんの支店を回るのが良さそうです。[/say]
X2ビザの人はいくつもの支店を訪れては断られ続ける厳しい道のりになりますが、それでも諦めなければいつか開設できる場所に巡り会える可能性があります。
ぜひ、めげずに頑張ってくださいね。
中国銀行で口座開設してみた
一方で、X1ビザの人はあっさりと口座開設をすることができます。
規則的にX1ビザの人は口座開設が認められているので、好きな銀行を選べるし、特に苦労することなく手続きを進められます。
次は、僕が中国銀行上海市復旦大学支店で口座開設した時の様子を紹介します。
口座開設までの流れ
銀行口座開設までの流れは、特に難しくありません。
銀行員さんの言う通りに返事して、入力して…を繰り返すだけです。
僕の場合は以下のような流れでした。
こんな感じです。
一人当たり大体30分。
銀行員さんは中国語と英語が喋れますが、中国語に自信のない人は通訳さんがいると安心かも。
でも割と優しく接してくれるので、あんまり心配はいりません。
大手銀行なら騙されることもないです。
ちなみに窓口はこんな感じです。
真ん中にある谷に書類などを入れて、銀行員さんに渡します。
ちょっと防犯しすぎてないですか(笑)
こんな感じなので、ちょっと声が通りにくいです。
谷に向かって声を反射させる感じで喋りましょう。
大事な書類をやり取りするので、なくさないようにしっかりと保管してくださいね。
口座開設後は別の場所でアプリ設定
中国の銀行は、アプリで入金管理を見ることができます。
しかもそのアプリはダウンロードが必須らしいです。
先ほどの窓口で口座開設が完了すると、今度は別の場所でスタッフさんからアプリの指導を受けます。
と言っても、スタッフさんが勝手に何やら操作してくれます。
別に中国語を喋る必要もないし、ほとんど任せておけばOKです。
これはだいたい10分もあれば終わります。
以上で口座開設は完了です!
中国で銀行口座を持つ意味とは?
中国に留学した学生さんは、みんな銀行口座を欲しがります。
本来開設できないはずのX2ビザの人でさえ、どうしてこんなにも苦労して銀行口座を開設しようとするのでしょうか?
それには中国の電子マネー文化が関係しています。
銀行口座を持つと中国の電子マネーが使えるようになる
中国で銀行口座を開設する最大の目的は、電子マネーが使えるようになるからです。
中国で今主流になっているのは「wechat」と「支付宝」のQRコード支払いです。
これらの電子マネーは中国の銀行口座を紐つけることでチャージが可能になり、利用できるようになります。
やはり電子マネーは便利すぎるので、みんな使いたいんですよね。
あと、シェア自転車などなど電子マネーONLYのサービスもあります。
ちなみに友達からレッドポケットで電子マネーを送ってもらう方法は最近規制がかかっているので、外国人は銀行口座がないと電子マネーを使えなくなってきてるんです。
半年留学の人も、この電子マネーがないと半年間の生活が不便になるため、みんな銀行口座の開設をしたいと考えています。
【2019.11追記】
最近、外国のクレジットから電子マネーが使えるようになりました。
X2ビザの人は無理に銀行口座の開設をする必要がなくなりました。
学生カードへの入金が可能になった
学生カードは、学食での支払いに必要です。
このカードへの現金チャージにはwechat、または銀行カードから直接入金する方法がありますが、いずれも銀行口座がないと利用できないシステムです。
学生カードの支払いができないと学食を自由にたべれないので、ちょっと不便ですね。
中国留学では銀行口座を持とう
この記事では、中国留学と銀行口座開設について紹介しました。
銀行口座開設と聞くと難しい手続きのイメージがありますが、銀行員さんたちは優しいし、意外とあっさり手続きできちゃうので、安心してくださいね。
X2ビザの人はちょっと苦労しますが、ぜひ銀行口座を手に入れて、便利な電子マネーを使いこなしましょう!
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