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広東語とは?標準中国語や北京語との違いと発音の種類を知ろう!

広東語とは?標準中国語や北京語との違いと発音の種類を知ろう!

みなさんは広東語をご存知でしょうか。香港映画などを見たことがある人は聞いたことがあるかも知れません。

中国語を勉強するとき、ほとんどの人が標準中国語から手をつけます。

広東語を耳にしたことがない人は、広東語がどういった言語なのか、どんな地域で使われているのかなど疑問があると思います。今回は広東語に注目していきたいと思います。

この記事の著者
yuki

ゆうき

プロフィール

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HSK6級223点/中国語検定2級
専門分野:中国語の独学/HSK/中国語検定/中国留学
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広東語とは?

広東語とは、中国七大方言の一つで、「粤語」とも呼ばれています。広東語は中国語の方言という位置づけですが、別の言葉と言っていいくらい標準中国語と異なります。広東語を使用している人口は8千万~1億人と言われ、方言の中でも代表的なものになります。

広東語の特徴

広東語最大の特徴は、声調が9つあるということです。標準中国語の声調は4つありますが、4つでも中国語学習者はこの声調に苦労しているかと思います。それが9つあるということで、発音が複雑なのは想像できるかと思います。

また、香港はイギリスの植民地支配を長く受け、英語も併用していたため、香港の広東語には英語からの借用語が多くあります。同様に、ポルトガルに統治されていたマカオの広東語にはポルトガル語からの借用語があります。

広東語が使われている地域・歴史

広東語は、中国の広東省、香港、マカオをはじめ、マレーシア、シンガポール、ベトナムなど、各国にいる華人の間でも使用されています。

広東語の発祥は、中国北方の「中原」と呼ばれる地域で使われていた「雅言(古代)中国の標準語)」で、古くからの中国語の良さが広東語には残っています。

世界中の華人が広東語を使用している背景には、19世紀中ごろ、広東省周辺にある農村出身の広東人がサンフランシスコへ渡り、チャイナタウンを形成したことが始まりでした。

1880年代末にはサンフランシスコの華人の人口8割は広東人でした。その後、第二次世界大戦前までのアメリカ華人社会は広東人が中心で、広東語が大半を占めていました。こういった歴史の背景から、各国の華人の間で広東語が使用されていることは納得です。

広東語を学ぶメリット

声調も複雑な、一方言である広東語を学ぶメリットがあるのか疑問に思う方もいるかもしれません。広東語を学ぶメリットとしては、香港や深セン等ビジネスチャンスが多い地域で使用されているので、そういった地域で広東語ができれば、チャンスも広がるのではないでしょうか。

また、東南アジアの華僑の間でも使用されているので、旅行などでも役に立つことがあると思います。私の友人のマレーシア人とベトナム人はお互い普通話ができるのにも関わらず、広東語で会話をしていました。それくらい華僑の人たちにとっては広東語が一番話しやすい言語なのでしょう。

広東語は標準中国語、北京語はどう違う?

広東語について大まかなことは分かったと思います。では、具体的に、標準中国語とどう違うのか、文字、発音、文法・語彙に的を当てて詳しく説明していきたいと思います。

文字の違い

標準中国語は簡体字を使用しますが、広東語は繁体字を使用します。しかし、中国本土の広東語は簡体字で書かれます。これは、中国で使用されている簡体字が、香港とマカオが他国の植民地になっている間に中国全土に普及したからです。植民地の支配下にあった頃から、香港とマカオは繁体字を使い続けていたので、返還された現在も繁体字を使用しています。台湾中国語と同じで、私たち日本人には覚えやすいかもしれません。

発音の違い

広東語には、喉から出す発音や巻き舌などがありませんので、発音で最も大切になってくるのが声調になります。声調が少しでも違うと別の単語と勘違いされてしまい、会話が成り立ちません。

声調が9つあり複雑ではありますが、それらを習得することがカギになってきます。いくつか発音の違いをご紹介します。

普通話でこんにちは「你好(ni hao))」は広東語で「你好(neih hou)」になります。漢字は同じですが発音が違います。

他にも、さようなら「再见(zai jian)」が「再見(joi gin)」、助けて!「救命呀(jiu ming ya)」が「救命呀(gau ming a)」になります。比べてみると、読み方の違いは大きいですね。

文法、語彙の違い

広東語の語彙には普通話と比べて古中国語と共通するものが多くあります。例えば、普通語で食べる「吃(chi)」が広東語では「食(sik)」、飲む「喝(he)」が「飲(yam)」、顔「脸(lian)」が「面(min)」と変化します。

また、大きく変わる語彙として、「どちらのご出身ですか?」は普通語で「你是哪国人?(ni shi na guo ren)」に対し、広東語では「你係邊度人呀?(neih haih bindouh yahn a)」になります。こちらは文字も読み方も異なるので、意味の予測もできません。

広東語には英語からの借用語も多く、父親「爹哋(de dei)daddy」や母親「媽咪(maa mai)mummy」などがあります。文法においても違いがあり、普通話とは違う語順になることがあります。

例:「我比他高」(私は彼より背が高い)は広東語だと「我高過佢」になり、「我给你钱」(私はあなたにお金をあげる)は「我畀錢你」となります。文字を見れば語順が変わっているのが分かると思います。

広東語と北京語の違い

北京語とは、北京周辺で話されている中国語のことです。北京周辺もそれなりに訛りがあるので、北京語は標準語ではありません。

首都で話されているけど、それは全国共通の言葉ではないんです。日本で言うと、江戸弁みたいなものですね。

なので、広東語も北京語も、それぞれある特定の地域で話されている方言の一つです。

まとめ

広東語には様々な特徴があることや、標準中国語との違いがたくさんあることに気づきましたか?広東語には、普通話にはない魅力や面白さがあるので、勉強してみるのもいいかもしれません。広東語を習得して、さらに自分の世界を広げていきましょう!最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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