【あこがれ】中国語全国通訳案内士試験の日程対策まとめ

中国語の全国通訳案内士は、中国語の資格の中でいちばん難しいと言われる試験です。

ただし、最近になって通訳案内士の資格がなくても観光案内の仕事ができるようになり、資格の重要性は低くなりました。

それでも多くの中国語学習者が目標として掲げるこの試験には、それだけの魅力があります。

通訳案内士の試験はHSK6級をもっていると有利です。

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ゆうきの中国語

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ブログやYouTubeで中国語についての情報を発信しています。YouTubeとWeiboを使って中国語を独学しました。中国語が好きです。2019年4月HSK6級・2019年9月〜2020年1月復旦大学へ留学。現在、中国語検定準1級目指して勉強中!

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唯一の中国語国家資格!全国通訳案内士とは?

通訳案内士とは、観光で外国人に対して観光客の国の言葉で日本を案内する職業です。
通訳案内士は国家資格で、中国語の国家資格は通訳案内士のみです。

通訳案内士法においては「報酬を得て、通訳案内(外国人に付き添い、外国語を用いて、旅行に関する案内をすることをいう。)を業とする。」とされています。

通訳案内士に必要とされるのは語学力だけではありません。
観光案内に必要な地理・歴史の知識から国際的な配慮ができる政治・経済の知識まで幅広く求められます。

通訳案内士は、民間外交の代表例で海外の方の日本への印象を大きく左右する仕事を任されます。
単に通訳するだけではなく、気持ちよく日本を楽しんでもらうことが第一の使命だといえます。

全国通訳案内士の仕事内容

では続いて、通訳案内士は具体的にどのような仕事をするのかまとめます。

通訳案内士は数ある中国語の資格のうちの一つdす。
その資格を活かして自分で仕事を探す必要があります。

中国語での観光案内

中国語通訳案内士は、中国語で日本を紹介します。

昔は在日中国人が日本へくる中国人に対して案内をしていたのですが
お土産を売りつけたり、偏った案内ばかりしていて批判を喰らったそうです。

それ以来、多少中国語に不安があってもきちんと日本を紹介できる日本人案内士の方が良いという要望が多く、通訳案内士の仕事は劇的に増えました。

全国通訳案内士の収入は?

では、通訳案内によって生活はできるのでしょうか?

2014年に観光庁が発表した「通訳案内士制度の見直しに係る調査報告書」によると、

  • 未就業者 75.7%
  • 就業者 24.3%

と、フリーランスでの活動を行っている人が大半を占めています。

中国語通訳案内士の仕事と年収について、次の表をご覧ください。

年収就業日数割合区分主な活動
400万円以上130日/年5.4%専業者が多い国際会議場など
300万円台120日/年6.4%専業者が多い観光・展示会
100万~200万円未設定25.1%専業者が多い団体に登録し派遣
100万円未満10~20日/年63.1%兼業者が多いここに説明文を入力してください。

専業通訳案内士

通訳案内士の仕事だけで生計を立てている人を専業通訳案内士といいます。
統計に示したとおり専業通訳案内士の割合は低いですが、専業で仕事をするほうが年収が高いというデータもあります。

専業では、旅行会社や企業に登録し、そこからの仕事依頼をメインとします。

フリーランス通訳士

今最も注目されているのが、フリーランスでの働き方です。

フリーランスとは特定の企業に属さず、自分で仕事を見つけて仕事する働き方です。

通訳案内士の場合は旅行会社からの依頼もあり、さらにインターネットに情報を登録して口コミや評価を見たお客様からの指名依頼もあります。

フリーランスでは会社の福利厚生などが無いため自分で全てをまかなわなければいけませんが、逆に自由が多く今の世代には人気のある新しい働き方です。

中国語の全国通訳案内士試験の日程・申し込み方法・受験料金

全国通訳案内士の試験は年1回あります。

1次試験は8月、2次試験は12月に行われています。

申し込み料金は11700円。
窓口払いからオンライン決算まで選択できます。

その他詳しい申し込み情報は「通訳案内士試験ページ」に記載されていますので、各自ご確認ください。

全国通訳案内士試験のポイント

全国通訳案内士の試験は1次試験と2次試験があります。
1次試験は筆記で、幅広い分野の知識を付ける必要があります。

1次試験の試験科目は

  • 外国語
  • 日本史
  • 日本地理
  • 一般常識(政治経済など)
  • 通訳案内士の実務

もし試験に関してわからないことがあれば

独立行政法人国際観光振興機構
インバウンド戦略部 受入対策グループ 全国通訳案内士試験係
03-6691-0940 (9:15~17:45 土日祝は休業)

へ問い合わせてくださいね。

一次試験は中国語・地理歴史・一般常識

1次試験では、観光案内に必要な語学力から、地域紹介のための一般教養を試験されます。

試験科目は先ほど紹介したとおり

  • 外国語
  • 日本史
  • 日本地理
  • 一般常識

です。

1次試験合格のためには全科目で合格点を突破する必要があります。
合格点は70点。一般常識だけは50点満点中30点です。

中国語の筆記試験について

中国語の試験はマーク形式で行われます。

試験で必要とされるのは

  • 読解力
  • 日本文化等についての説明力
  • 語彙

ですが、具体的な試験内容はわかりません。
過去問から対策することは有力ですので、ぜひ自分で力試ししてみてください。

僕のおすすめは中国語の試験は免除を狙うことです。

地理歴史の筆記試験について

多くの人は中国語の試験を免除できても、地理歴史の試験免除を狙うことは考えていないと思います。

日本史と日本地理については試験免除を狙わずとも、本試験で突破は可能です。
外国語試験同様にマーク形式、合格点は70点です。

一般常識の筆記試験について

一般常識の試験は山を張るのが難しいです。

試験で問われるのは政治経済の分野から新聞の一面で登場した内容の時事問題などです。

この試験は葉二が広くて勉強しづらい代わりに合格点は60点です。

一次試験は免除を狙うことができる

中国語試験の免除条件

中国語通訳案内士の試験では、他の中国語の資格を取得することによって中国語試験を免除することができます。

しかし物によっては本試験より難しい資格もあるため、目標設定には気をつけましょう。

資格を取得して免除する方法

中国語試験の免除は、HSK6級合格あるいは中国語検定1級取得を満たしている場合免除されます。

中国語検定1級は全検定試験で最難関といわれる試験です。合格できればいいけど、ちょっと非現実的すぎますね。

HSK6級は中国語検定2級から準1級レベルで合格点も6割です。
HSK6級を取得すると中国トップ大学への留学や外資系企業への就職などに非常に役立つため、一石二鳥です。

通訳案内士中国語試験と比べてもHSKのほうが対策のしやすさも問題の難易度も易しいため、HSK6級を取得するのがおすすめです。

地域限定通訳案内士試験で免除する方法

地域限定通訳案内士については「地域限定通訳案内士ガイドライン」をご覧ください。

これは各都道府県の魅力をより観光客へ伝えられるように、地域に特化した通訳案内をするために設置されたものです。

この試験で中国語の試験を受け、合格したときも中国語の試験を免除することができます。

歴史・一般常識の筆記試験の免除条件

地理と日本史については、大学入試センター試験を利用することで通訳案内士試験を免除できます。

  • 日本史は日本史Bのセンター試験で60点
  • 一般定石は現代社会のセンター試験で80点

を達成することで試験免除ができます。

歴史能力検定協会が実施する歴史能力検定の日本史一級又は日本史二級を取得したときは歴史の試験が免除されます。

日本地理筆記試験の免除条件

日本地理についてはセンター試験を適用できません。

総合旅行業務取扱管理者試験又は国内旅行業務取扱管理者試験に合格した場合は、日本地理の試験を免除されます。

また、地理能力検定1級または2級を取得した場合も試験が免除されます。

前年度の試験によって免除になる方法

通訳案内士の試験では、全科目合格点を獲得しなければ合格できません。
そのかわりに、前年度合格点に達した科目は翌年度に限り試験を免除するというシステムがあります。

また、筆記試験に合格して二次試験に不合格だった場合でも翌年に限り筆記試験免除が適用されます。

口述試験(二次面接)

二次試験の口述試験では、外国人に対してしっかりと観光案内ができるかどうかの試験が行われます。

ここでの注目ポイントは

  • 発音が綺麗で聞き取りやすいか?
  • きちんと論理だった説明ができるか?

の2点です。

この点に注意して面接官ときちんとコミュニケーションを取れれば、二次試験の合格は難しくありません。
合格率も6~7割ほどと高めです。

中国語通訳案内士の合格率・合格基準

中国語の通訳案内士は通訳案内士のなかでも合格率が低いです。

開催年度合格率
H2011.5%
H2110.2%
H229.9%
H2314.8%
H2413.6%
H2514.9%
H268.9%
H277.2%
H289.5%
H2910.6%

この表に示すように、中国語通訳案内士は合格率が約10%の超難関試験です。
中国語の合格率に大きなブレはありませんが、合格基準は毎年同じです。

通訳案内士試験合格基準
  • 外国語についての筆記試験は、各語学ごとに、原則として70点を合格基準点として行う
  • 日本地理、日本歴史は、原則として各科目70点を合格基準点として行う
  • 一般常識・通訳案内の実務は、原則として30点を合格基準点として行う。(各科目50点満点)

※平成18年度より各科目ごとに合格、不合格を決める方式になりました。全ての科目を合格した場合に筆記(第1次)試験合格となります。

中国語通訳案内士の需要

中国語の通訳案内士は今後需要の高まる資格です。

平成30年1月4日より改正通訳案内士法が施行され、通訳案内士の資格を持たない人でも有償での通訳業務を行うことができるようになりました。
【参照】観光庁HP

しかし「全国通訳案内士」という名前は資格取得者しか用いることができず、今後は通訳の正確性を求めて資格取得者に限った募集も考えられます。

現状では日本へ来る観光客の第1位が中国という理由もあり、日本人通訳士の人数が足りていない状況です。
それによるボランティア募集も広く開始されています。

そのなかで全国通訳案内士という資格を持つ人材は貴重で、今後の活躍の舞台はますます広がることが予想されています。

中国語で稼ぎたいなら通訳案内士はおすすめしない

中国語の通訳案内士は権威のある資格ですが、そこまで稼げるわけではありません。

先ほど紹介したように、トップの年収でも400万円ほど、専業になってもしっかり稼ぎきれる保証はどこにもありません。
さらに現在は通訳案内士の資格がなくても観光案内の仕事ができるので、通訳案内士の仕事が中国人に取られていっています。

つまり、この状況で通訳案内士を本業とするのは結構リスキーだといえます。

中国語の資格は他にもたくさんあるので、どの資格がいちばん役立つかを考えましょう。

一方で、自分の中国語をもっと高めたいという想いの強い人、中国人に日本の魅力を紹介できるスキルが欲しいという人にはぴったりの資格試験です。

通訳案内士に関してよくある質問

通訳案内士に関してよくある質問をまとめました。

通訳案内士になるにはどうしたらいい?
年に1回実施される「全国通訳案内士」という国家資格に合格する必要があります。
通訳案内士は仕事ないって本当?
中国語の通訳案内士は不足傾向にあるため、仕事を得られる機会は十分あります。
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